「トクホ」という言葉は、以前と比べるとかなり馴染みのある言葉になってきました。

テレビコマーシャルも増え、番組で健康に関して取り上げる事も多くなったからでしょうか。

トクホと言えば身体に良いものだろうという漠然とした理解はしていますが、しっかりと何なのか説明して下さいと言われると難しいですよね。

自分の身体に入れるものは、簡単にでも理解しておくことにしましょう。

トクホとは?実は4種類ありました!

トクホは「特定保健用食品」を省略したものです。

人が手足を広げてバンザイしているようなマークのついたものがこの商品です。

このマークがついている商品を思い出してみると、“血中コレステロールを減らす”“脂肪の吸収を抑える”“おなかの調子を整える”など身体に嬉しい効果が書いてあります。

トクホとは「食品の持つ特定の保健の用途を表示して販売される食品」であると消費者庁のホームページで説明されています。

そして、トクホマークを付けて販売するためには「製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国の許可を受ける」必要があるのです。

 

そんなトクホですが、実は4種類もあります。

①特定保健用食品(個別許可型):トクホ制度が始まった当初からある、最も審査基準の厳しいもの。

②特定保健用食品(規格基準型):消費者委員会の個別審査を省略してトクホを名乗ることが出来ます。

③特定保健用食品(疾病リスク低減表示):特定の病気名を挙げて病状改善・リスク低減する等の表示を認められたもの。

④条件付き特定保健用食品:トクホの審査レベルには達しないものの、一定の有効性が確認されるもの。

 

条件付きトクホは、限定的な科学的根拠であることを表示する必要があります。

トクホに4種類あるとは知りませんでしたね。

トクホをめぐる問題!過去にあった誇大広告とは?!

きちんと国の審査を受けて、身体に良いと謳っている商品であれば安心して飲んだり食べたりすることが出来そうですね。

しかし、過去にはその表示方法に関して、消費者を著しく誤認させるものとして再発防止の勧告を受けたメーカーもありました。

トクホは医薬品ではありません。

従って、それを飲むだけで病気が治ったり症状が改善したりという表示をすることは許されていません。

許されているのは「血圧が高めの方に」という表示のようで、確かに良く目にします。

誇大広告として勧告を受けた商品には、薬に頼らずに改善効果が得られるような表示や血圧を下げる効果があることを国から認められていると誤認するような表示があったようです。

言葉一つでも人により解釈の仕方は様々です。

ここまでの表示は許されて、ここまでいくと誇大広告になる、というのも果たして明確なのか疑問です。

ただ、このように既に出回っている商品も消費者庁がチェックしてくれているのであれば安心ですよね。

トクホとの上手な付き合い方とは!?

誇大広告として勧告を受けた商品が1つでもあると、「これもそうなのではないか」などトクホに対する不信感を持ってしまう人も出てくるかもしれません。

しかし、消費者側が誤認しなければ済む話ではないでしょうか。

トクホは医薬品ではないので、病気を治したり、それだけで症状を改善したりという効果は得られないという大前提を忘れなければ良いのです。

だからと言ってメーカー側は好き勝手都合の良いことを表示して良いという訳ではありません。

せっかく厳しい国の審査を乗り越えてトクホマークを手に入れたのですから、広告の仕方を間違って信頼を失うような勿体ないことをしないよう注意して欲しいと思います。